■まさかの「禁じ手」!? 黒島結菜・暢子の「夢オチ」説も…

 浮上する「暢子ソックリの孫説」――。そして、もう1つささやかれている最終回の予想は、あってはいけないであろう恐ろしいものだ。それは、「今までの話はすべて高校生の暢子の夢だった」というもの……。

「普通のドラマであれば、“今までの話は全部夢だった”という、あまりにチープなビックリ展開は絶対に起きるはずはないでしょうが、視聴者の間では“『ちむどんどん』ではもう何が起きてもおかしくはない”となっているんです。これまで、視聴者を悪い意味で裏切るトンデモ展開が続いてきましたからね。

 恐怖の夢オチ、それは、最終回の直前まで暢子の出産、子育て、店の経営、その他登場人物の人生の物語が描かれて、ラスト、突然シーンが変わる。

 舞台は沖縄のやんばるの高校。授業中に居眠りをしていた暢子は先生に注意されハッと目を覚ます。これまでの話はすべて高校生の暢子が授業中に居眠りしていたときに見た長い夢で、目を覚ました暢子が、“うちの人生、これからちむどんどんすることばっかりさぁ!”といったセリフを言い放って、“完”や“fin”というテロップが出て終了となる――といったものです。

 普通のドラマなら絶対にありえないし、作品作りは自由なものとはいえ、あってはならないことでしょう。もし、本当にそんな最終回になれば、NHKにクレームの電話が殺到するというレベルでは済まないでしょう。直接、NHK放送センターへ抗議の動きがあってもおかしくないでしょうね。ないと信じたい、でも『ちむどんどん』だったらなくもないと思えてきてしまいます……」(前出のテレビ誌編集者)

 実際、視聴者からは、「撮了のセーラー服姿を見てこの物語が高校生暢子の夢オチであれと願ってしまった。ここまできたらもうそんな感じにしてもらってええよ」「マジで夢オチだったら最高にちむどんどんする」といった、半ば「夢オチ」を期待する意見も数多くSNSに寄せられている。

『ちむどんどん』の脚本を務める羽原大介氏が師事していたのは名脚本家のつかこうへい氏。つか氏の戯曲『蒲田行進曲』を思い出す視聴者もいるようだ。同作は「今までの話はすべて劇中劇だった」というオチなのだ。

 視聴者からは、クランクアップ報告のセーラー服姿の黒島を受けて「夢オチか蒲田行進曲みたいなラストシーンで『ちむどんどん撮影終了』のくす玉が割れて暢子が花束もらうシーンでもいい」「クランクアップのセーラー服姿、今までの話しはシークワーサー取ろうとしてジャンプしたものの着地失敗して頭を打ち、気を失ってる間に暢子が見た夢だったみたいな蒲田行進曲みたいなオチじゃないだろうな」といった予想も上がっている。

「視聴者から予想が上がっている、黒島さん演じる暢子の孫を黒島さんが演じるという最終回があるのか、それとも戦慄の夢オチがあるのか、どちらにせよ物議を醸すことになるであろう最終回です。特に夢オチは“禁じ手”ですが、本当にそんなことになれば、もう大炎上どころでは済まず、暴動のような感じにまでなってしまいそうですよね……」(前同)

 ドラマは9月30日放送の最終回まであと1か月を切っている。視聴者は最後まで、ある意味“ちむどんどん”させられそうだ――。

NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』
NHK総合 月~土 8:00~8:15、12:45~13:00(土曜は一週間の振り返りを放送)
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/chimudondon/

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