■事務所解雇時の「異例の声明文」

 2月15日、ユマニテは公式WEBサイトを通して、同月14日付で東出と専属契約を解消したことを報告するとともに、以下の声明を発表した。

<2020年1月の東出昌大の不祥事以来2年間にわたって、弊社はさまざまな問題に全力で対処してまいりました。そして、また、彼の俳優としての再生への道も模索してまいりました。

 真摯に1つ1つの作品を重ねてゆくことで東出昌大の俳優としての再生の可能性をいつか見つけられるかもしれないという思いでした。当然それは彼自身も 同じ思いで進んでいるはずだと思っておりました。

 昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。その時 私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした。そして熟慮の末に、これ以上 共に歩くことはできないという結論に達しました

「事務所がこれだけ感情を露わにした声明を出すというのは、異例中の異例ですよね。それだけ東出さんの裏切りは事務所関係者を傷つけ、怒りを買ったのでしょう。つまり、ロケ先に恋人を呼び寄せていた、そしてそれが契約解除に至る決定打であったというのも事実だということです。

 ただ、東出さんが今回のインタビューで、このあたりのことに触れることもありませんでした。それはやはり前事務所との関係を考えてのことなのか……。

 それでも、『週刊文春CINEMA!』のインタビューは相当切り込んだ内容で、今の東出さんの内面、そしてリアルな生活ぶりが感じられるものです。衝撃的であり、非常に読み応えのあるものになっていますね」(前出の芸能レポーター)

 文春砲、そして家族との別離を経て始めた山での生活――東出は今後どのような俳優になっていくのだろうか。

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