キンプリ永瀬廉『新・信長公記』信長が全幅の信頼を寄せるみやび・山田杏奈を軸に動き出す最終盤は伊達政宗・三浦翔平の過去が鍵になる?の画像
※画像は読売テレビ『新・信長公記』公式サイトより

 King & Prince永瀬廉(23)主演の『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系)は、名だたる戦国武将のクローンが15歳の高校生になって名門不良高校に集結し、学園の天下統一を目指して争い合うドラマだ。第7話は、みやび(山田杏奈/21)の存在を通して、仲間との絆の大切さや自分が生きる道について模索する武将たちに、なにが一番強いのかを考えさせられた。

■信長・永瀬廉が全身全霊をかけて守るみやびの存在

 信長(永瀬廉)は、みやびを守るべき存在として認識しているが、それは恋愛感情ではなく身内を大事にする絆のようなものだ。入学式の校門で出会ったあの日から今日まで、みやびと共に歩んできた。信長がみやびと会話するときは、穏やかな表情で雰囲気もふんわりと柔らかくなる。

 第2話で、みやびに干し柿をあげて「甘いです」と言われ、とてもうれしそうな笑顔を見せたのだが、あれは親しい人にしか見せない表情だった。また、みやびが危機的な状況になれば、スッと盾になる。第1話で、みやびが校門で先輩に絡まれたときは瞬時に相手を打ち倒していたし、第4話では、みやびが占いで裏切者を突き止めたと嘘をついたのがバレたとき、詰め寄る武将たちに冷静になれとその場をおさめた。

 第5話では、戦の空気になった瞬間に「みやび下がってろ」と言いつけて安全を取らせ、第6話では、矢文が飛んでくるのを察知してとっさに体を入れてみやびを守った。また、第3話では、図書館に隠れる明智光秀萩原利久/23)を一緒にかくまうなど、行動を共にすることも多い。なにより「みやび」と呼び捨てにしているのにも親しみを感じてグッとくる。そんなみやびが敵に囚われたのだ、殺気立つのも無理はない。

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