■意味不明すぎる佐野勇斗の退場

 馬場は放っておけずに葵の元へ。しかし、電話は酒を飲んでいた仲間との賭けで、馬場の優しさをもてあそんでいただけだった。ショックを受けた馬場は、酒で大量の薬を飲んで意識不明に。宙が発見して一命を取り留めたが、馬場は「もう自衛隊にはいられない」と落胆し……という展開。

 視聴者のツイッター上での反響は、「もう少しで最終回ってときにこの仕打ちはない。馬場かわいそすぎる。普通に音楽隊合格でハッピーエンドでいいのに…なんでそんなに試練与える? マッチング企画マジでいらないし、自衛隊となんも関係ない。脚本マジくそ」などと、怒りの声が相次いだ。

 初回から馬場には死亡フラグ説があったが、まさかの自殺未遂という展開は、指摘にある通り、意味不明でやり方が雑すぎる。また、第2部に入ってから、第8話の隊員の夫婦間の問題や、今回のお見合い企画など、防衛省全面協力でありながら、自衛隊と関係がないエピソードが多い。

 そのためか、「残ってる伏線がありすぎ。そいつら回収しなくても、馬場ちゃんだけ救ってバディの復活が見たいよ」「スケボー選手はまったくチュウ君に心許す気配ないし、馬場のことも含めて次回でキレイに終わらせられるの?」など、納得できる最終回になるのか心配する声も少なくない。

 ここまで付いてきてくれた視聴者を突き放すような内容で、比較的評価が甘いイケメン俳優目当ての人からもダメ出しが。第10話の平均世帯視聴率は4.3%(ビデオリサーチ社調べ/関東地区)と瀕死状態だが、胸くそ展開のせいで、最終回はさらなる視聴率ダウンが予想される。(ドラマライター/ヤマカワ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3