9月16日、香川照之(56)が降板した山崎賢人(28)主演の10月期の日曜劇場『アトムの童(こ)』(TBS系)に、香川の代役としてオダギリジョー(46)が出演することが明らかになった。
オダギリは2006年の映画『ゆれる』で香川と共演しており、今回の代役としての出演に対して、「香川さんへの恩返しのつもりで、お引き受けします。山崎君をはじめキャストスタッフの皆さんの力になれるのであれば」とコメントを寄せている。
香川は、8月24日に『デイリー新潮』によって銀座クラブ女性への強制わいせつが報じられ、翌週の9月1日には『週刊新潮』(新潮社)が香川が悪鬼のような笑顔を浮かべてクラブのママの髪をわしづかみにしている写真を掲載。それが決めてとなり、出演していたCMや、金曜日MCを務めていたニュース番組『THETIME,』(TBS系)といった番組から降板していた。
「9月8日、香川さんが『アトムの童』から降板したとTBSが明らかにしました。香川さんという大御所俳優が降りて、ドラマにとって大きな痛手となりそうでしたが、実力派のオダギリさんが引き受けてくれたことで、ドラマ関係者も一安心したのではないでしょうか。
彼の役は、主人公に敵対する社長役ということで、ベテランで演技力抜群のオダギリさんならではの悪役が見られそう、と概ね好意的に受け止められていますね。ただ、その一方でオダギリさんには出演するドラマがどれも低視聴率に苦しむ、という“死神伝説”もありましたよね……」(制作会社関係者)
不名誉なジンクスが語られてしまっているオダギリ。しかし、“伝説”につながる現実は残っており、彼が2003年に主演したドラマ『家族のうた』(フジテレビ系)は、平均視聴率3.4%という超低視聴率をマークし、8話で打ち切り。また、2018年に出演した連ドラ『チア☆ダン』(TBS系)も、平均視聴率が7.1%という厳しい事態になってしまっていた。