■深津絵里と夫婦役・朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で好演!

「あまりにも厳しい結果が続き、業界でも恐れられていたオダギリさんの死神伝説ですが、2021年度後期のNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で払拭されたのではないか、とみる向きもあります」(前出の制作会社関係者)

 オダギリは深津絵里(49)演じる2代目ヒロイン・雉真るいの夫で、かつてはトランペット奏者だった大月錠一郎(通称ジョー)を演じて大好評を博した。

「オダギリさんは、ジョーを演じるにあたってトランペットを猛練習したそうです。そうした役作りの圧倒的な努力や、飄々とした性格、佇まいのジョーという役名は、オダギリさんにあて書きされたもののようにハマっていましたよね。

 実際にジョーという人がそこにいるような素晴らしい演技で、『カムカムエヴリバディ』が視聴者から好評を博した大成功の立役者と言えるのではないでしょうか」(前同)

 しかし、オダギリ以外にも『カムカムエヴリバディ』の成功を支えた要素はたくさんある、と前出の制作会社関係者は続ける。

「2代目ヒロインのるいを演じた深津さんは、近年連ドラには出演しておらず、かなりレアな大女優。それに、初代ヒロインの橘安子を演じた上白石萌音さん(24)、3代目ヒロイン・大月ひなたを演じた川栄李奈さん(27)、それぞれが素晴らしかったですよね。3人のヒロインの100年を追う、という斬新な脚本で視聴者を釘付けにしていました。

 オダギリさん演じるジョーが視聴者から大変人気があったのは確かです。ただ、オダギリさんの“死神伝説”が本当に終焉したのかどうかは、今回の『アトムの童』が試金石、ここで最終検証されることになりそうですね」

 香川の降板の次は、オダギリの「低視聴率」ジンクスを振り払えるかどうかが、『アトムの童』のポイントになりそうだ――。

『アトムの童』(TBS系)
10月放送開始予定 毎週日曜日よる9時~
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/atomnoko_tbs/

  1. 1
  2. 2
  3. 3