■「結局ダウンタウンがまだまだ数字を持ってるんですよね」

『vsZ世代』のようなジェネレーションギャップを楽しむトーク番組やクイズ番組は、これまでも数多く放送されてきた。フットボールアワー後藤輝基(48)とホラン千秋(33)をMCに迎え、9月29日よりレギュラー放送がスタートする『ニンチド調査ショー』(テレビ朝日系)も「時代の変化を世代別の“ニンチド(=認知度)”で斬っていく」というジェネレーションギャップを楽しむ番組だ。

 そのため『vsZ世代』に対し、視聴者からは「ダウンタウンの番組だから好評なんだよ。2人の若い頃の話が1番需要あるから視聴率が取れた。この2人がMCじゃなかったら俺も見てなかった」「見せ方の工夫もだけど結局ダウンタウンがまだまだ数字を持ってるんですよね」といった指摘も上がっていた。

「やはり“ダウンタウンだから成功した”という見方が強いですよね。2人の人気と実力、格があまりにも突き抜けていて、還暦前にもかかわらず高いコア視聴率も持っています。

 9月10日と11日に放送された『FNSラフ&ミュージック〜歌と笑いの祭典〜』(フジテレビ系)はコア視聴率も抜群に高く、大成功でしたが、松本さんが話題の中心で、ナイナイはアシスタント的なポジションに徹していましたからね」(前出の放送作家)

■ダウンタウンの大晦日稼働は『笑ってはいけない』のみ!?

『ラフ&ミュージック』をはじめ、『ワイドナショー』(フジテレビ系)などでも松本の発言の多くがネットニュースに取り上げられる。

「ナイナイをMCに迎えて『vsZ世代』をそのままのフォーマットで放送しても、ダウンタウンさんほどの視聴率が取れるかと言えば難しいところでしょう。昨年の“被り問題”が解決したとしても、やはりダウンタウンさんの不在は致命的で、今年の日テレにも“大丈夫か?”という声が上がっています。

 ただ、ダウンタウンさんとしては“大晦日は『笑ってはいけない』しかやらない、やりたくない”という思いが強くあるのでは、と見られています。浜田さんはワチャワチャするような特番が好きではないとも言いますしね……。そうしたところから調整が進められ、“MCをナイナイに挿げ替える”という話が持ち上がっているのではないでしょうか」(前同)

 今年の大晦日、日本テレビは『ナインティナインvsZ世代』で王座奪還を目指すのか!? ダウンタウンが不在となれば、その穴は大きそうだが……。

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