9月22日、黒島結菜(25)主演のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の第119話が放送された。
同回では、黒島演じるヒロイン・暢子と宮沢氷魚(28)演じる夫・和彦が久々の沖縄、やんばる里帰りを経て、同地に移住することが決定した。いよいよ9月30日の最終回に向けて進む『ちむどんどん』だが、フィナーレ間際となっても、その大炎上は収まる気配がない。
「暢子は東京・杉並で沖縄料理店を経営しているのですが、帰省のノリで移住を決めたことに、視聴者からは“身勝手すぎ”といった指摘が続出しています。
もはや怒りの声を上げるほどのことでもない気がしますが、なんでもかんでも炎上し、酷評が相次いでしまうのは、『ちむどんどん』が多くの視聴者から徹底的に嫌われてしまったから。だから、些細なことにもバッシングが及び、最終回直前のこのタイミングでも燃え続けているんですよね。
ただ、同作が炎上するだけならまだしも、『ちむどんどん』は今後の朝ドラに、そして出演者の今後にも大きな悪影響を及ぼしそうなんです。次の朝ドラ、10月3日から始まる、福原遥さん(24)主演の2022年度後期作品『舞いあがれ!』にも影響することは必至と考えられます。
『ちむどんどん』の史上ワースト大炎上が招いた事態は非常に深刻で、その不幸は連鎖していきそうです……」(テレビ誌編集者)
世紀の炎上作品『ちむどんどん』が犯した1つ目の“罪”は、「反省会」を肥大化させ、朝ドラ視聴における一つの“文化”にまで成長させてしまったことだという。
「SNS上、ツイッター上で多くの視聴者がドラマの内容を振り返り、ツッコミを入れる“反省会”自体は、これまでの朝ドラにもありました。しかし、『ちむどんどん』は全く共感できない展開や、通常では起こらないようなリアリティのないトラブルが続出したことなどで、ドラマの内容に疑問を持ち、文句を言いたい視聴者を爆発的に増やしてしまった。そうした視聴者が増えたことから、“ちむどんどん反省会”で鋭いツッコミをする人数も爆発的に増えて反省会は大盛り上がりに。そして、その指摘がまたバズり、話題になる、という流れができたんです。
毎朝、荒唐無稽な内容で視聴者を大いに刺激し、そのことでツイッターの“反省会”は大荒れとなる。そしてそこで出た意見、指摘が取り上げられてニュースになり、また盛り上がる――ということが、毎朝のように繰り返されていました。朝ドラの“反省会”を肥大化させ、“反省会含めて朝ドラ”という文化を作ったことは、やはり大きな“罪”と言えそうです。“バッシング文化”は、『ちむどんどん』終了後も続いていくものですからね……」(前同)