■「戦後最悪事件」を描く超問題作

 2016年7月、「津久井やまゆり園」の元職員であった植松聖(うえまつ・さとし、32)が、同施設に刃物を所持して侵入して入所者19人を刺殺、入所者・職員計26人に重軽傷を負わせた。事件発生当時は戦後最悪の大量殺人事件として社会に大きな衝撃を与えた。

 殺人などの罪で逮捕・起訴された植松は、2020年3月に横浜地方裁判所における裁判員裁判で死刑判決を言い渡され、自ら控訴を取り下げたことで死刑が確定している。

「あまりにも凄惨なあの事件をどう描くのか……映画はかなりの話題作、問題作になると言われています。その映画で宮沢さんは主演を務めるとみられます。撮影が終わるたびに深く考え込んでしまう、という宮沢さんの心境も理解できますよね……」(前出の芸能プロ関係者)

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