黒島結菜主演・NHK朝ドラ『ちむどんどん』最終回直前に「番組最高視聴率」のなぜ? 視聴者が求めていたのに描けなかった「沖縄」甘すぎた制作陣の読みとジレンマの画像
※画像はNHK『ちむどんどん』公式サイトより

 黒島結菜(25)主演のNHK連続テレビ小説ちむどんどん』の9月19日に放送された、第116話の平均世帯視聴率が17.6%(ビデオリサーチ社調べ/関東地区)と、最終週を直前にして最高記録を更新した。

 第24週の「ゆし豆腐のセレナーデ」(第116~120話)は、暢子(黒島結菜)は無事に男の子を出産。和彦(宮沢氷魚/28)が「健やかに育つよう」にと提案し、「健彦(たけひこ)」と名づけた。時は流れて1984年4月。暢子たちは連休を使って、沖縄やんばるに里帰りすることに。

 健彦は大自然の中で元気に遊び、暢子は母・陽子(仲間由紀恵/42)の畑で、採れたての野菜の素晴らしさに感銘を受ける。一方、歌子(上白石萌歌/22)と智(前田公輝/31)との関係は進展していなかった。しかし、暢子のためにオオタニワタリを山に採りに行った2人は、山小屋で初めて気持ちを明かし……という展開。

 残り2週となり、沖縄料理店を軌道に乗せても、健彦を出産しても、相変わらず暢子の言動には批判の声が多いが、視聴率は良かった。第116話は、暢子から賢秀(竜星涼/29)に送られた手紙で、「ニーニーの仕送りのおかげで比嘉家の借金を返し終えた」と明かされた以外、大きなドラマはなかったのになぜだろう?

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