■松本が共演するたびに笑いをさらっている

「神田さんがいなかったら、全員が全員リアクションが同じ迎合的な感じになり、盛り上がりに欠けていたかもしれません。予定調和を受け入れず、自分を貫くという神田さんの姿勢は、いまのテレビの空気が求めているところかもしれませんね。それに、神田さんが松本さんに気に入られていることも『ワイドナ』ほかいろいろな番組を見ていて感じ取れます」(専門誌記者)

 たとえば、今年6月25日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)では「大切な人を1日楽しませる代わりに、一生何かを捨てるとしたら?」というトークテーマで、夫の日村について「夫が1日ストレスフリーですよね……トイレットペーパー、一生なくても大丈夫」「たぶん、手でいける。そういう文化の国もありますし」と堂々とコメントしたことで、

「元NHKの方ですよね……何言ってんだこいつ。何言ってんだこいつ(笑)」

 と、松本に大ウケしていたこともあった。

「神田さんは、松本さんの番組に出た時の打率は本当に尋常じゃないんですよね。フジテレビでは『まっちゃんねる』内での21年6月19日放送の『女子メンタル』や、今年6月24日放送の『IPPON女子グランプリ』の両方に出演。

 どちらも優勝こそ逃しましたが、独特のワードセンスや天然ゆえの“ズレ”が笑いに昇華されていて、松本さんやスタジオはツボに入っていました(笑)」(前同)

『女子メンタル』では、神田はアントニオ猪木の扮装をしたり、芸能人の顔写真を見てキャッチフレーズを付け合ったシーンではアンジャッシュ児嶋一哉(50)に対して「六本木じゃない方」と命名。どこまで意識したかは不明だが、少し前の児嶋のイメージだった「じゃない方芸人」と、相方の渡部建(50)が「六本木の多目的トイレで不貞を働いた」という騒動をうまく掛け合わせたこのネーミングに、別室でウォッチングしていた松本は腹を抱えて大爆笑したのだ。

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