■『IPPON』では「裏面白い」と松本が評価

「単に面白かっただけじゃなく、“なんで言っちゃったんだろう、夫の友達なのに”“ごめんなさい”と頭を抱えて後悔の念に押しつぶされている様子も見せたのも、“根はいい人が頑張って毒舌ネタを言おうとしたんだな”というのが伝わってきて、変に荒れることもなかったのも、神田アナの強みでしょうね」(前出の専門誌記者)

『IPPON女子グランプリ』でも、「壁ドン以上のキュンキュンを教えて下さい」という「スキンシップ」に関するボケを想定した大喜利のお題に「ポルシェ&フェラーリ&ブガッティ」「(イラスト付きで)麻布にあるあのマンションのここ(屋上)」という想定外の回答を繰り返した神田。松本がストップをかけるも「一人だけ違うところに行ってらっしゃるのかなって。ただ“裏おもしろい”はあるので大丈夫です」と内容そのものは褒めていたうえ、軌道修正した「床ダン。」は見事にイッポンを獲得。「修正してきたな!」と松本にも評価されていた。

「予定調和を感じさせないことをしてくれるだけに、松本さんは神田さんを気に入っているんでしょうね。『IPPON』ではムラが激しく、回答のクオリティが0か100の両極端な部分がありましたが、これも見ている分にはハラハラ感があって飽きさせない。周囲が引っ張られてペースを乱してしまう部分もありますが、こういった部分も『ぽかぽか』では付き合いの長いハライチさんが上手くフォローしてくれるでしょうし、新たなフジテレビのお昼の顔としての活躍は間違いないと思いますよ」(前同)

 7月13日公開の『eltha』のインタビューで神田はこう話していた。

《報道のイメージが付いていない段階でNHKを辞めているわけですから、当然報道の仕事が来るわけもなく。まずは呼ばれたところで一生懸命頑張って、“神田愛花”という存在を認知してもらうところから始めないと、夢ばかり語っても近づけないって思ったんです。アナウンサーの仕事しかしていないのに、バラエティ番組の席に座らせていただけることに本当に感謝しかないので、イメージがどうのこうのっていうよりも、私という人間を知ってもらうために必死でした。》

 必死に仕事をこなし続けた結果、松本からの信頼も得た神田アナ。低迷しているフジテレビのお昼も、救ってくれるはずだーー。

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