■「結婚相手は私が認めないとダメよ」

 ワイドショー関係者は話す。

「橋田さんは2人を直接会わせないような脚本を考えねばならず、かなり苦戦していたようです。『週刊文春』のインタビューでは“普通先輩から言われたのをイジメとは思わないですよね。私はすごく怒っているんです”と、えなりさんに対して怒りを示していました。

 ただ、ラジオで“あのガキ”呼ばわりしたことも衝撃的でしたが、発疹が出てしまうぐらいえなりさんはピン子さんを恐れていたということですよね」

 小さい頃から、えなりの仕事現場にはマネジャーである母親がつき添っていたというが、ピン子は母親が近くにいようが、子役のえなりに遠慮することはなかったという。

「30年来ということもあるのでしょうが、子役時代からピン子さんはえなりさんにかなり厳しかったようです。演技指導だけではなく、彼の私生活にまで口を出すようになっていったみたいですね。

 えなりさん自身がエピソードトークとしてたびたび話していますが、“シャツをズボンの中にインしろ”と言われたこともあったといいますし、ピン子さんが“結婚相手は私が認めないとダメよ”と話したこともあったとも報じられています」(前同)

■ピン子と実母に生じた“確執”

 2019年10月の『女性セブン』(小学館)によると、撮影中も遠慮なく叱ってくるピン子に対し、大人になったえなりは、だんだんとプライドが傷つけられる思いをするようになったという。そんな息子の姿を見た母親が「そこまで言われる必要があるのか」と周囲に愚痴をこぼすようになったとされる。

 えなりの母親が仲のいいスタッフにピン子の陰口を言ったことが本人にバレ、激怒したピン子が「あんたは私の悪口は言ってないよね?」とえなりに迫り、「あんたは母親から自立したほうがいいわ」と放ったというから驚きだ。さらに、それを伝え聞いた母親が「母親気取りもいい加減にして」と怒りを示したと、記事では伝えていた。

「実の母親からえなりさんを引き離そうとしたということですよね。母親とピン子さんの確執に悩んだえなりさんは、橋田先生に『渡鬼』からの降板を申し出たそうなんですが、実現はしなかったようです」(同)

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