■若い世代から現在も変わらず支持され続ける理由

「こうした姿勢もあるためか、ユーミンはスタジオジブリの名作『魔女の宅急便』や『風立ちぬ』で主題歌が起用されたことも手伝い、18年の『マツコの知らない世界』(TBS系)では“家族で大ファン”という大学生が出演したり、16年のラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)で10代のリスナーがいたり、若いファンがいまだに絶えない。

 アーティストでは、星野源さんなどもユーミンファンを公言しています。また、ユーミンはお笑い芸人のZAZYさん(34)と親交があることで有名ですが、こうして若い世代にもまだ訴えかけようとする姿も、現在まで変わらず支持されている理由かもしれませんね」(前同)

 ちなみに、ZAZYは松任谷について21年5月2日に『Yahoo!』のインタビューに、

《僕みたいな芸風だと“サブカル”という言葉で評されることが多くなっていくかもしれないけれど、それは違うと思っていると。

 サブカルというのは、カルチャーという本道があって、そこの横にあるサブという位置づけになるけれども、僕はそうじゃない。“オバカル”だと。

 「カルチャーのサブにあるものではなく、オーバーカルチャー。カルチャーを越えているものだと思うの。ま、私が作った言葉なんだけどね(笑)」と言ってくださいました》

 という話を一番強く感じるのは“言葉の刺さり方”なこと、《その世界の空間認識みたいなことがいかに定着化しているか。そんなことをその一言から思い知りました》と実に感銘を受けたことを語っていた。

 今年で50周年を迎えるユーミン。「親子三世代でファンがいる」も遠くなさそうだーー。

『タモリ俱楽部』(テレビ朝日系)の松任谷由実の出演告知情報

https://post.tv-asahi.co.jp/post-197110/

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