祝「西九州新幹線」開業記念!日本の誇り新幹線7つの秘密の画像
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「今年は、日本初の鉄道が新橋-横浜間で開業して150年のメモリアルイヤーなんです」(鉄道記者)

 そんな中、9月23日に西九州新幹線が開業を迎えた。

「各地に大きな被害をもたらした台風14号の接近で、直前の試乗会は中止となりましたが、無事開業しました。長崎駅と武雄温泉駅(佐賀県)を最短23分で結ぶことになります」(前同)

 既存の九州新幹線とはつながっていないが、「在来線を走る特急と乗り継げば、博多-長崎間が、従来の1時間50分から30分も短縮される」(同)という。

■鉄道ジャーナリストが激白

 今や、ビジネスや観光に欠かせない新幹線。日本が誇る高速鉄道の秘密を、鉄道ジャーナリストの小林拓矢氏に聞いた。

 まず、開業ホヤホヤの西九州新幹線『かもめ』から。

「下側に鮮やかな赤をまとい、運転席を黒で縁取りしたことで、新型車両に見えますが、東海道・山陽新幹線の最新型『N700S』と同じものです。水戸岡鋭治さんの斬新なデザインで、内外装ともに生まれ変わりました」(以下、小林氏)

 N700Sは、全席にコンセントを用意。背もたれのリクライニングに合わせて座面が沈み込むなど、乗り心地にこだわった車両だ。

 続いては、誰もが苦手な“あの席”の秘密。

「新幹線には3人がけの座席が設けられていますが、乗り降りしやすい通路側と、景色を眺められる窓側が人気です。両側に遠慮する必要のある真ん中の席は、最後まで売れ残るものですが、実は座席の幅が他の座席より3センチほど広く取られているんです」

 真ん中の席しか残っていなくても、ガッカリすることはない?

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