■キンプリ神宮寺の「ジャニーズのルーツ」として話題に

 小学校低学年のころ、神宮寺は商店街で『世界に一つだけの花』を聞いたことで「商店街のテーマソング」と勘違いしていたことを回想。数日後に車で同曲が流れたことで、親に「SMAP」の存在を教えてもらい、

《そこから、虜になるくらい何度も何度も聴いて、そこから少しずつ自分の中でジャニーズっていう人たちを知り始めたので、“この曲に出会ったからこそ、僕は今ここに居させていただいてるんだな”ということで(リクエスト曲で)選ばさせていただきました。》

 と木村に説明していた。「商店街のテーマ」と勘違いしていた件については「いや、いいな、それ」と木村はどこか嬉しそうにコメントしていた。

 そんな『世界に一つだけの花』だが、10月3日の新聞でも注目される出来事があったという。

「10月3日の『日本経済新聞』の『春秋』……『朝日新聞』における『天声人語』や『読売新聞』の『編集手帳』に該当するこのコラムは、SMAPとイラク戦争や、ロシアのウクライナ進行の反戦を絡めた文でした。そこで、代表曲でいまや教科書にも載っている『世界に一つだけの花』の話、そしてもう1つ、今年に入って再評価されている別の曲も出ていたんです」(夕刊紙記者)

『春秋』では、SMAPが2001年の『NHK紅白歌合戦』で『世界に一つだけの花』が歌われた時期、イラク戦争の反戦集会などで同曲が合唱されていたことを解説。その後、複数の他アーティストの反戦歌を紹介。

 また、05年にリリースし、今年2月からロシアのウクライナ侵攻を機に再注目されている『Triangle』の「銃は心に突き付けられている」というニュアンスの歌詞を引用して説明してから、

《歌の一節が胸に迫る》

 と締める内容となっていた。

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