■219人の中から「高度な芝居ができる人」として抜擢された

 10月5日の『スポニチアネックス』によると『舞いあがれ!』で浅田は219人が参加したオーディションで選ばれたという。選考理由について、制作統括・熊野律時チーフプロデューサーはこう話していた。

《幼少期の舞は、うまくいかない部分を抱えている子。人の気持ちが敏感に分かってしまうがために、自分が思っていることを言い表せず、行動に表せないという面がある。それが、いろんな人たちとの関わりの中で次第に開かれていき、その過程の中で喜びを感じ、素敵な笑顔を見せる。それを表現するために高度な芝居ができる人を探していたが、オーディションで浅田さんにお会いし、陰の部分と抜群にチャーミングな笑顔を表現できる人だと思った》

 朝ドラヒロインというと「子どもの頃から”しっかり者”か”お転婆”な女の子」として描かれることも多いが、幼少期の舞はちょっとしたことで熱を出してしまう病弱でおっとりした女の子として描かれている。これが「いろんな人たちとの関わりの中で次第に心を開いていく」ことになると思われる。

「10月5日放送の第3話で、大阪から長崎の五島列島に療養で一時的に母親と引っ越したのが、大きな転機になるのでしょう。実際、新番組予告では現時点の舞と打って変わって空港で飛ぶ飛行機を見て目をキラキラさせたり、興奮冷めやらぬ声で“飛行機作りたい!”と話す明るい様子が紹介されていますからね」

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