■バラエティ力が高く、熱湯風呂も容赦なく落ちる

 加えて、デビュー前から21年1月4日放送の『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)でジャニーズタレントのトップの東山紀之(56)が、なにわ男子を「1番気になってる後輩」として挙げたり、先輩ジャニーズからやたら推される機会もあった。

 ジュリー社長以下、幹部の特別手厚いサポートを受けるなにわ男子なのだが、売れているのは当然、実力も伴っているから。

 まずそのひとつが、関西ジャニーズの持ち味である「お笑い」のところでの強さだろう。バラエティ番組『新しいカギ』(フジテレビ系)では、各々が温泉ふうのセットで「人間カーリング」をしたうえ、見事に失敗して容赦のない熱湯風呂オチを披露したり、高橋恭平(22)、藤原丈一郎(26)、大橋和也(25)は3人組のセットで『ザ!鉄腕!DASH』(日本テレビ系)に不定期に出演して果敢なロケに挑んだりと、常に、明るく、楽しく、かつ全力だ。

■バランスが整っており、「不遇枠」がいない

「『DASH』は純粋なバラエティ番組ではなく、ノンフィクションで真面目な側面もありますから、ド派手なリアクションやボケが“わざとらしい”とSNSで多少荒れることもありますが、バラエティ番組やコントについては全員実力を発揮していて、申し分ない活躍をしているのではないでしょうか。

 Snow Manも、朝のバラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)で活躍する宮舘涼太さん(29)と佐久間大介さん(30)を筆頭に、お笑い力の強さがグループの勢いにもつながってますし、大先輩のSMAPを見てもわかるとおり、バラエティ番組での強さはジャニーズグループにとってかなり重要ですよね。

 なにわ男子は、それぞれが全力で挑んでいるため、自然に“色”が出てきていて、初期のHey!Say!JUMPや“舞祭組”が生まれる前のKis-My-Ft2のように露骨に目立たないメンバーもいない。メンバー個々で人気が出ている印象を受けます」(前出の女性誌ライター)

「お笑い」に強い一方で、「役者枠」での活躍も順調だ。代表的な存在として、179cmの高身長とルックスを誇る道枝駿佑(20)の存在がある。

「道枝さんの活躍ぶりは本当にめざましいですよね。連ドラでは2020年の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)で木村拓哉さん(49)、21年に『俺の家の話』(TBS系)で当時TOKIO長瀬智也さん(45)と共演。

 映画では20年に『461個のおべんとう』で当時V6井ノ原快彦さん(46)、21年に『99.9―刑事専門弁護士―THE MOVIE』で松本潤さん(39)と、演技派の先輩ジャニーズと数多く共演しています」(制作会社関係者)

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