エド・はるみのセンスが爆発?波乱万丈な人生とはーー

 エド・はるみと言えば、2008年に彗星の如く現れると、熟年女性のスーツ姿の出立ちとはかけはなれた勢いにあふれる「グ〜!」を連呼し、「コォー!」と叫びながら腕をL字にして締める奇抜なギャグで瞬く間に爆発的人気を獲得。その年の8月には、人気芸能人の証である『24時間テレビ』のチャリティーランナーに抜擢され、当時女性ランナーでは最長記録の113kmを完走し、お茶の間に感動を届けた。

 そんなエドだが、元はと言えば数多くの芸能人を輩出してきた日出学園高校の出身で、高校2年生の時にオーディションに合格し、森田芳光監督作品『の・ようなもの』(1981年)で女優デビュー。その後は小劇場を中心とした女優畑を歩んできたのだが、40歳手前になってから、「NSC東京」に入学。今をときめくチョコレートプラネットシソンヌといった名だたる同期芸人を輩出した「東京11期生」となっている。

「エド・はるみさんは私生活では、意外にもバツ1で、2010年に一般男性と再婚しています。過去には番組企画で社交ダンスを披露するも、妊活を理由に引退したこともありましたね。2016年には慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科に合格し、2018年に修士号を修得するなど才女としても話題になりました。他にもライザップに挑戦したり、二科展に入選するなど、その活動の幅は異常といっていい。芸能界屈指のマルチタレントでもありますね」(前出の専門誌記者)

 今回、エドが受賞したグッドデザイン賞は、公益財団法⼈⽇本デザイン振興会が主催するデザインによって暮らしや社会をよりよくしていくための活動として、65年の歴史のある賞。今年度は”分野や領域を超えて⼈々の「意志」を互いに交わして、影響を与え合うことで新たな可能性を⾒出していく「交意と交響」”をテーマに掲げていた。

「“芸人×ビジネス”で挑戦したエド・はるみという様々なジャンルの垣根を超えたマルチな才能にぴったりな受賞だったのではないでしょうか」(前同)

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