■マンネリ化の『世界一受けたい授業』に「ケンミンショーになってる」

 堺正章(76)、くりぃむしちゅー上田晋也(52)と有田哲平(51)による『世界一受けたい授業』は、2004年10月にスタート。開始19年目を迎えた番組は、以前からマンネリ化が指摘されてきた。

 10月8日の『お笑いの日』の裏の『世界一受けたい授業』は「3時間 緊急生放送スペシャル」と題し、「都道府県魅力度ランキング」を生発表するという内容に。ゲストにはKis-My-Ft2(キスマイ)の玉森裕太(32)、佐藤栞里(32)、中山秀征(55)、ギャル曽根(36)らが出演した。

「同じ日テレの『秘密のケンミンSHOW極』と、被ってくる内容でした。視聴者からも“世界一受けたい授業 ケンミンショーみたいな事やってる プライドないのかスタッフは”や“世界一受けたい授業がケンミンショーになってる”といった指摘が、相次いで上がってしまいました。

 こういった点から見ても『世界一受けたい授業』はマンネリ化、迷走しているとも言えそうです。加えて、2008年のリーマンショック以前にスタートした番組は予算のベースが高い。数字が取れていれば、それでもまだいいんでしょうが、現在、『世界一受けたい授業』は王者・日テレの足を引っ張る番組になってしまっている感じです……」(前出の制作会社関係者)

 日本テレビはコア視聴率とともに「放送する意義があるのか」を考慮し、番組の存続を判断する局でもある。

「新たな視聴者を開拓することが、制作サイドの命題でもあります。たしかに『世界一受けたい授業』は学びのあるいい番組ではあるのですが、見ているのはシニア層が中心ですからね……」(前同)

 9月17日の世帯視聴率も9.6%と高かったものの、コア視聴率は3.8%だった。

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