■「玉川さんのいないモーニングショーなんて見る価値なし」の声も

 スタジオの羽鳥はこれを受け「基本に立ち返るというのは、玉川さんの思いであり、テレビ朝日の考えであり私も同じ思いです」と明かした。

 そのうえで「これから玉川さんは現場に足を運びまして取材をして玉川さん独自の目線で取材、そして分析をして番組へ報告する形を取らさせていただきます」と補足し、「番組をご覧いただいているみなさまの信頼を回復できるように、これからもしっかりと番組作りを進めて参りたいと思います」と頭を下げた。

 これを受けて視聴者からは、「あれだけ!? やはり謝罪!?には思えんかったな!? 今迄と同じ」「降板だけ。なぜ、納得いかない。謝罪もないのにやり逃げなんて、卑怯そのもの。最悪の見本ですね」「謹慎中に報道局と打ち合わせしました、って謹慎してへんがな!!」「結局テレ朝の玉川徹は続投するのかwしかしテレビ業界は身内に本当に大甘で他に厳しいね」と、玉川氏に対して引き続き厳しい意見が寄せられている。

 一方で「玉川さんのいないモーニングショーなんて見る価値なし」「スタジオに玉川さんがいないならもうモーニングショーは見る価値ないな。出演してももう玉川節は無くなるかもな」「きちんと謝罪し、誠意ある行動だと思います 一方権力に関わる政治家が嘘をつき、野放しになっていることこそ問題にしてほしいです 玉川氏には追及してほしい」と、これまでと変わらず出演してほしいという声も上がっている。

■世帯視聴率トップもコア視聴率は最下位……

 テレ朝関係者が話す。

「玉川氏はスタジオ常駐のコメンテーターではなく、現場から情報を届けるレポーターとして番組に出演するということですよね。

 そんな玉川氏といえば“反権力的”と言ってもいいほどの過激なコメント、庶民派目線のコメントはお茶の間の、特にシニア層から絶大な支持を得ていました。そして、それが『モーニングショー』の好調にも直結していたんです。

 過激なコメントには当然ながら反発もありましたが、一方でそれを支持する視聴者も多かった。そのため、玉川氏がコメンテーターを降板することに賛否の声が上がっているんでしょう」

 テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率では『スッキリ』(日本テレビ系)、『ラヴィット!』(TBS系)、『めざまし8』(フジテレビ系)の後塵を拝し、同時間帯最下位の『モーニングショー』。しかし、世帯視聴率は8~9%と長年にわたってトップに君臨し続けてきた。

 10月17日の世帯視聴率も『モーニングショー』は9.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、『スッキリ』が5.8%、『めざまし8』が4.6%、『ラヴィット!』が2.8%と、テレビ朝日は他局を圧倒。しかしコア視聴率は1%前半で、主要民放キー局では最下位なのだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4