■「玉川氏の降板劇」はMC羽鳥にも大ダメージ

 前出のテレ朝関係者が続ける。

「2019年に大人気だった元テレビ朝日アナウンサーの宇賀なつみさん(36)が『モーニングショー』を卒業して以降、番組の人気を支えてきたのが玉川氏だったんです。玉川氏はいわば『モーニングショー』にとっての“キラーコンテンツ”ですよね。篠塚社長も定例会見で早々に“謹慎明けに復帰”と説明していたほどです。

 テレ朝内部でも“彼を切ったら視聴率が急落するのではないか”という懸念も当然ながら出ていた。しかし、そのままコメンテーターとして出演し続ければ批判は鳴りやまないでしょう。結果、折衷案としてレポーターとして番組に残る形になったのではないでしょうか」

 しかし視聴者からの「スタジオに玉川さんがいないならもうモーニングショーは見る価値ない」という声からもうかがえるように、玉川氏がコメンテーターとして出ないのであれば番組を見ないという人は少なくない。

「維持してきた世帯視聴率トップから陥落する日も近いのかもしれません。玉川氏のコメンテーター降板は羽鳥さんにとっても痛手になりそうです」(前同)

■羽鳥の『モーニングショー』ギャラは1本100万円

 羽鳥は『ぐるぐるナインティナイン』や『1億3000万人のSHOWチャンネル』にレギュラー出演しているほか、『24時間テレビ』や『THE MUSIC DAY』(すべて日本テレビ系)など、古巣・日本テレビの特番に多数出演。しかし現在の彼の一丁目一番地は『モーニングショー』と言えるだろう。

 2018年1月の『女性自身』(光文社)では、羽鳥の年収を7億円近くだと報じていたが、その割合の多くを占めるのも『モーニングショー』のギャラだ。

「羽鳥さんの『モーニングショー』のギャラは1本100万円と言われています。単純計算で年間2億4000万円。それだけ高額ギャラを得られるのは、番組の世帯視聴率がいいからでもありますよね。ただ、玉川氏がコメンテーターを辞めるとなるとこれまで通りの視聴率は取れなくなる可能性が高い。

 現状のコア視聴率は主要民放キー局で同時間帯最下位、世帯も落ちるとなると番組の存続にも関わってくるはず。玉川氏の降板劇で、羽鳥さんは『モーニングショー』で得ていた2億4000万円を失う――今後、そういう展開があるのかもしれません」(同)

 玉川氏の“コメンテーター降板”は『モーニングショー』と羽鳥にどのような影響をもたらすのだろうか――。

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