■大手パチンコメーカーとの関係が悪化?
「角界OBの話ですが、今夏、近藤氏から突然電話があり、“貸した金を返せ”と、身に覚えのない話をされたとか」(相撲記者)
こうしたなりふり構わぬ資金集めは、白鵬にも暗い影を落としている。
「近藤氏の影響なのか、白鵬の最大タニマチである大手パチンコメーカーとの関係が悪化しているとか。同社は長年、白鵬のドキュメンタリー番組のスポンサーを務め、“白鵬部屋”新設のために出資する話もありました。ところが、出資話は頓挫。部屋用に浅草の料亭跡地の購入を計画していたが、これも白紙になったようです」(前同)
8月に、旧東関部屋の物件に移転し、“新・宮城野部屋”を立ち上げた白鵬だが、そこはあくまで仮住まいだという。
「物件探しも、近藤氏が動いていたから、失踪はかなりの痛手でしょう」(同)
そのうえ、さらなる騒動に発展するおそれもある。
■スポンサー離れも
「来年1月に断髪式、2月に『白鵬杯』を控える中、スポンサー離れと実務者の不在は深刻です。さらに、今後、近藤氏が発見され、債権者から告訴されれば、白鵬へ波及することもありうる。実は、白鵬は親方になる際に、協会から“相撲道から逸脱した言動をしない”という誓約書を書かされているんです。この件が飛び火すれば、親方廃業の可能性もあります」(同)
大横綱は、土俵際を持ちこたえられるか。