■【独自取材】応募総数が岐阜市民の2倍?!驚異の“倍率151倍”に市役所も嬉しい悲鳴続出ーー

 そんな難易度の高い応募方法であっても、キムタク人気の勢いが削がれることはない。

「イベントの開始が発表された9月28日から10月20日まで、約1か月間の応募期間がありました。

 応募期間が終了した10月25日には、岐阜市長の柴橋市長が自身のツイッターで騎馬武者行列は定員1万5000人に対し、96万6555人の応募があったということで、倍率は64倍に。さらにトークイベントは、当初定員700人予定のところ応募が殺到したことを受け、定員を100人増やし800人にまで引き上げたそうです。にもかかわらず、4万3399件の応募で応募者数は12万939人に達し、倍率151倍を記録したと伝えていました。

 そもそも、木村さんが地方イベントへ1日出演するのも珍しいうえに、今回映画で演じた織田信長の衣装で登場することも相まって応募が殺到し、周辺のホテルはどこも満室状態が続いているようです。経済効果は絶大ですね」(芸能誌記者)

※柴橋正直岐阜市長ツイッターアカウント「@shibahashi_m」より

 騎馬武者行列もトークイベントも、どちらも権利譲渡不可で、当日には身分証による本人確認も必須。そんな市を挙げての一大イベントには一抹の不安がある。

「今回の騎馬武者行列が予定されている、金華橋では応募抽選により観覧エリアで立見のみでの観覧が予定されています。26日に、主催者側からは観覧エリアを16ブロックに分け、ブロック間での移動はできないような対策をしているとの発表がありましたが、警備態勢には不安が懸念されています。

 これだけ事前に応募者が殺到しているわけですからね。ファンとしては、当日人が集まりすぎて、パニックでイベント中止……なんて事態は最も避けたいところ。無事開催できればいいんですけどね…」(芸能誌記者)

 そこで、岐阜市役所へ取材を申し込んだところ、以下のような回答があった。

「1953年に“春の岐阜まつり”としてスタートした『ぎふ信長まつり』は、毎年2日間で30万人の方が訪れるイベントです。中でも織田信長に扮して市内を練り歩く『騎馬武者行列』は人気イベントで、過去には2016年に俳優の“藤岡弘、”さん(67)や、マイケル富岡さん(61)といった著名人も参加しています。

 さらに、2009年に岐阜市出身の(※今回木村さんと一緒に登場する)伊藤英明さんが織田信長公に扮して登場した際には、過去最多の50万人もの方にご来場いただきました。

 よくメディアからの取材で、応募件数やイベントへの反響について質問されますが、応募自体が今回初の試みなので、これまでと比較することはできません。現在、安全第一に準備を進めています」(岐阜市役所経済政策課 担当者)
 
 また、イベント当日には無料のパンフレットを駅前などで配布予定とのこと。

 このイベント開催にネット上からは《かっこいい!!岐阜県民羨ましい…》《私も岐阜県民だったら応募してるいいなあ〜!》《一生に一度しかないチャンス。一目でいいから拝みたい》《これはもう国葬レベルの警備体制が必要》というようにキムタクを待ち望む声が後を経たない。

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