■10代のころから大人気!大河ドラマで最年少主演

 アイドル時代からJr.たちを率いていた滝沢氏は、個人としても爆発的な人気を得ていた。

「滝沢さんは、1995年のドラマ『木曜の怪談』(フジテレビ系)で一気に知名度を上げました。その後、1999年に松嶋菜々子さん(49)と共演したドラマ『魔女の条件』は、最高視聴率が29.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ/以下同)を記録。月9の主演を2作品務め、2005年のNHK大河ドラマ『義経』で史上最年少の22歳で主演を務めました。当時の人気はものすごかったです」

 滝沢氏は、2001年に『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』(フジテレビ系)、2003年にも『僕だけのマドンナ』(フジテレビ系)で月9の主演を果たしている。霜田氏は、『義経』以降の滝沢氏について続ける。

「2006年に『滝沢演舞城』という、現在も上演されている『滝沢歌舞伎』につながるオリジナル公演を始めました。『義経』以降は全盛期から人気が落ちたというより、滝沢さんが自分から舞台に活動の軸をずらしたという見方もできると思います。舞台はJr.がたくさん出演できますし、先輩としてJr.を育成できる、という面にも魅力を感じたのでしょう」

 滝沢氏は2002年8月に今井翼(41)と共にタッキー&翼としてCDデビュー。2009年にシングル『愛・革命』でソロデビューしている。

「滝沢さんは、音楽面ではそこまで大爆発はしていない印象で、そこはちょっと誤算だったのかなとも思います。タッキー&翼の『夢物語』はヒットしていましたが、ソロの『愛・革命』は、曲が始まる前に独自の口上が収録されているなど、“ジャニーズの舞台”っぽさがスゴいんですよね。広く一般受けするというよりは、コアなジャニーズファンが喜びそうなイメージで、ジャニー喜多川氏の世界観を継いでいる曲ですね」

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