■岩橋に負けず6年前から英会話を学んでいた平野

 情報番組『バゲット』(日本テレビ系)で、「2021年の目標」を「せーので行こう」と5人が同時に答えたのだが、平野、岸、神宮寺は「アメリカ」「世界へ」としたのに対し、永瀬は「ライブ(有観客ライブ)」だったのだ。

 このときは、高橋が「字が上手い人は性格がいいとおばあちゃんから聞いた」という理由で「書道教室」という珍回答をしたことでオチをつけていたが、今回の報道を受けて、《(当時は笑ったけど)これが2年後の現実》《方向性の違いはこの頃から始まってたんだね、、、》とファンは嘆いている。

「平野さんは脱退の理由について、ジャニー喜多川先代社長の夢でもあった“海外で活躍できるグループになること”を目指して頑張ってきたけど、年齢的な観点から“もう遅い”と感じてしまった、という旨のコメントをしていましたよね。これまで具体的なビジョンをほとんど語ってこなかった印象だけに、唐突だと感じる人もいたでしょうが、平野さんはかなり前から海外を見据えていたことが、デビュー年の2018年の時点で明らかになっています」

 2018年5月の『anan』(マガジンハウス)で、平野は岩橋を「アメリカが大好きすぎて、英語に対する熱意がすごい」と評していたのだが、そう語る平野もその時点で岩橋と同じくすでに2年間、英会話教室に通っていることを明かしていた。現在、ロサンゼルスに拠点を持つ岩橋に刺激を受けて、今も英会話の学習を続けていたら、2016年から今年にかけて6年間も英語を学び続けていることになる。

 今回、3人が離脱を決め、“崩壊”してしまったキンプリだが、元は全員で1つの目標に向けて頑張ってきたはず。方向性にズレが生じてしまったタイミングはいつなのか――? 過去の彼ら自身の発言を紐解いていくと、それは2019年秋から2020年の夏ごろではないか、と考えられるのだ。

「2020年9月発売の2ndアルバム『L&』収録にあたり、キンプリは“武者修行”としてアメリカのロサンゼルスでダンスレッスンやボーカルレッスンを行なっていました。

 詳細な日付は不明ですが、当時のラジオの“時差ボケ”発言や、ファンの目撃情報などから2019年秋ごろに行なわれたことだと言われています。このロサンゼルスでの“武者修行”に関して、2020年9月に『週刊朝日』(朝日新聞出版)で、キンプリの5人はインタビューに答えているんですが、今にして思うと、“脱退組”と“残留組”での強い温度差が感じられるんです……」

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4