テレビ各局が、現在最も重視している、13~49歳に的を絞った「コア視聴率」。どんな高視聴率番組でも5%を超えることがなかなかないこれを、毎週、必ず叩き出している番組がある。
「『世界の果てまでイッテQ!』です。ここ4週間分のコア視聴率を振り返ると、10月23日が7.1%(いずれも関東地区/ビデオリサーチ調べ)で30日が7.9%、11月6日が8.4%。
そして、先週の11月13日はなんと、9.6%とほぼ10%に近い超高視聴率を記録。最近は、右肩上がりに恐ろしいほど高いコア視聴率を叩き出しているんです。
今年に入ってコロナ禍以来およそ2年ぶりに海外ロケが解禁されてから、毎週のように、普段はあまり見られない海外の貴重な風景やイベントを楽しめる番組本来の魅力が戻ってきましたからね。それにしても、この視聴率の高さは驚異的。そして、数字の推移には“出演者の人気”の変動も感じるところではあります……」(制作会社関係者=以下同)
以前から『イッテQ』は高視聴率番組であり、とりわけ出川哲朗(58)やデヴィ夫人(82)、イモトアヤコ(36)らが数字を持っていると考えられてきた。
しかし、最近で特に視聴率の良かった11月6日と13日はどちらも出演していない。
「11月6日は“お祭り男”の宮川大輔さん(50)によるベルギーのお祭りロケと、いとうあさこさん(52)によるアメリカ各地のアートや名所などを巡る“ミステリーツアー”でした。
これらも盛り上がりましたが、2人とも『イッテQ』ではイモトさんらに次ぐ番組の顔。彼らより数字を取った11月13日放送回の面々は、実に意外なメンツでした」
11月13日の内容は、前半がロッチ中岡創一(44)による『QTube』のスペインロケ。後半が、森三中の大島美幸(42)、おかずクラブのオカリナ(38)、ガンバレルーヤ“温泉同好会”のメンバーによるタイでの「カレンダープロジェクト」だった。
「この回は、視聴者のひんしゅくを買ってしまった部分もありました。中岡さんのパートではヤギがポロポロとマットの上にフンを落とす様子があったんです。これをモザイクなしで放送したため、食事中の視聴者からプチ炎上してしまったんですよね」