■「なんで今年の紅白にNiziUが出場できるんだろう」

 NiziUは1stシングル『Step and a step』が初週31.2万枚、2ndシングル『Take a picture/Poppin‘ Shakin’』が31.7万枚を売り上げたものの、今年7月20日リリースの3rdシングル『CLAP CLAP』は初週13.2万枚と、前曲に比べて約6割も売り上げを落としてしまった。

 そのため今年の『紅白』出場に「なんで今年の紅白にNiziUが出場できるんだろう。ゆうて今年大ヒットした曲ないでしょ?」「なんでNiziUは紅白出れるのに、櫻坂は出れないんだよw」と疑問を呈する声もある。

「『Make You Happy』の“縄跳びダンス”は社会現象になるほどでしたが、今やその勢いはありません。今年は他のK-POP勢もたくさん出ますから、今のままだと来年のNiziUの出場は厳しいと言われています」(レコード会社関係者)

■K-POP枠増、演歌枠減

 今年の『紅白』にはNiziU、IVE、LE SSERAFIM、JO1、TWICEと、K-POP系アーティストが5組も出場する。

 番組の制作統括は報道陣の取材に「韓国のグループに関しては日本のマーケットだけでなく、世界のマーケットを意識されているというのを今年あらためて実感した」と説明し、「そのリアルな反響は日本のマーケットの反響だけでなく、世界的な広がりを持っているので、そういうインパクトはすごく大きかった」とした。

「30代以上の視聴者の中には名前を聞いてもポカンとしてしまう人も多いはず。ただ、今回の韓国勢の躍進からもうかがえますが、NHKサイドの“若者に『紅白』を見てもらいたい”という思惑がビンビン伝わってきますよね。

 民放各局も13~49歳のコア視聴率を重視していますが、NHKも『紅白』も将来見てくれる視聴者層を開拓していかないとならない。そのため、シニア層に馴染み深いアーティストではなく、若者に振ったアーティストを増やしているのではないでしょうか。

 今後、演歌枠がさらに減っていくのも仕方がない流れにある。そのときに真っ先に切られるのは三山ひろしさん(42)だともっぱらです」(前同)

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