■“流れ”を変えたのは国民的グループに成長した嵐だった

「その流れを打ち破ったのが、2009年の『第60回紅白』です。この年、『紅白』60周年を迎えたNHKは“節目の年を飾るにふさわしい国民的歌手”として、当時結成10周年で本格的に国民的グループになっていた嵐を抜擢。当時の『日刊スポーツ』は、“同局の強い意気込みを感じた同事務所も『ジャニーズ2枠以内』の慣例を破り、嵐の出場にゴーサインを出した”としていました」(前出のワイドショー関係者)

 結果、2009年の『第60回』はSMAPとTOKIOにくわえ嵐とNYCの計4組が出場。これ以降、『紅白』にジャニーズが4~6組出場することが定番化し、現在に至る。

「その流れがあったからか、KinKi Kidsはデビュー20周年の2016年に初出場を飾り、25周年の今年も出場することになったわけです。

 ちなみに、2001年、SMAPは稲垣吾郎さん(48)が道路交通法違反で逮捕された影響で『紅白』を辞退しましたが、ここで、例外的にKinKi Kidsが出る可能性もあったといいます。2016年の『女性セブン』(小学館)によると、“ぼくらはデビュー前、紅白の舞台でSMAPの後ろで踊っていた。尊敬する先輩の不祥事の代打で、ぼくたちが出るわけにはいかない”と辞退したとか」(前同)

 しばしば不仲疑惑や解散説も出るが、「派閥」に縛られることなくお互いがそれぞれのやりたいことをのびのびと行なってきたKinKiKids。ぜひともアニバーサリーイヤーを、『紅白』の舞台で気持ちよく締めくくっていただきたい!

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4