■安住アナの“号泣ラジオ”も話題に

 11月20日のラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)では、14年前の同番組の放送を聞いていた当時15歳の少女から届いたメールに感動して、安住アナが生放送中に号泣する場面があった。

「ネットニュースでも数多く取り上げられましたが、それだけ安住アナの人気が高いからですよね。彼の人となり、ラジオにかける熱い想いが好き、という人も少なくありません。それに、『THE TIME,』は香川さんがいなくなって落ち着きを取り戻し、ここにきてようやく本格的なスタートを切れたとも言えそうです。そして、それが数字にもつながってきていると。

『グッド!モーニング』から『THE TIME,』に徐々に視聴者が流れてきているということでしょうが、テレ朝の番組では『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)にも“異変”がありましたよね」(前出の制作会社関係者)

■玉川徹氏の降板でコア視聴率下落か

 9月28日の『モーニングショー』では、コメンテーターを務めていた同局社員の玉川徹氏(59)が、菅義偉前首相(73)が同27日の安倍晋三元首相(享年67)の国葬で読んだ弔辞について「当然これ、電通が入ってますからね」とコメント。

 ところが、この発言が事実誤認だということが判明し、翌日の同番組で「訂正して謝罪いたします。申し訳ございませんでした」と謝罪。

 10月4日に行なわれたテレビ朝日の定例会見で、玉川氏の処分が報告され、同5日から出勤停止10日間となることが決定。10月19日の放送で約半月ぶりに復帰したものの、コメンテーターとしてではなく、現場取材者として番組に携わることが発表された。

「玉川氏の“反権力的”と言ってもいいほどの過激コメント、庶民派目線のコメントが『モーニングショー』の最大の見どころでしたからね……。その玉川氏がいなくなりましたが、世帯視聴率は以前とほぼ変わらず9%ほど。ただ、コア視聴率がやや落ちてきていてほぼ1%といった数字が続いています。

『モーニングショー』はシニア層向けの構成で、視聴者もシニア層が中心です。ただ、若年層の中にも“玉川さんの毒舌だけは面白い”と感じていた人もいたはず。玉川さんの降板で、そういった視聴者が番組を離れてしまったのかもしれません」(前同)

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