■豪華な新社屋を建築中
そんな“金満”NHKは現在、豪華な新社屋を建築中だ。放送問題に詳しいジャーナリストの小田桐誠氏は、こう語る。
「建物だけで1900億円かかるといわれ、放送設備や機材の費用を合計すると3400億円に上ります。しかもNHKは、もし明日、新社屋が完成しても、ポンとキャッシュで全額支払うだけの現金を持っているんです。それなら、もっと視聴者に還元するべきでしょう。月125円や月220円の値下げで騙されてはいけません」
■裁判で勝訴が続き強気
その一方で、視聴者の神経を逆撫でする“禁断の策”にも打って出ている。
「受信料未納者との裁判で勝訴が続いていて、強気なんですよ。来年4月以降、未納者に2倍の割増金を請求する制度を適用するようです」(前出の夕刊紙記者)
■事実上の罰則も
事実上の“罰則規定”とも取れる制度に、前出の小田桐氏は首をかしげる。
「ここまできたら受信料は支払い義務化したのと同じ。しかも2倍という数字は、どんな根拠なのか……」
NHKの“殿様商売”はいつまで続くのか。