ワールドカップ「日本vsドイツ戦」同時接続1300万人は「ウマ娘」のおかげ?ABEMA“全試合無料放送”の太っ腹の理由「藤田社長ありがとうございます」の画像
※ABEMA公式ツイッターアカウント(@ABEMA)より

 11月21日に開幕した「FIFAワールドカップカタール2022」。23日に初戦を迎えた日本は見事2-1でドイツを撃破し、世界中に衝撃を与えている。この試合の結果、日本代表のユニフォームはどこも品薄状態になっている。

 そんなワールドカップだが、近年、ある問題を抱えていた。

「ワールドカップの試合は全部で64試合ありますが、地上波で放送されるのは41試合。原因は放送権料の高騰です」

 こう語るのは、サッカー関係者だ。

「アジア最終予選では、2021年9月7日の中国戦(1-0で勝利)、10月7日のサウジアラビア戦(0-1で負け)、11月11日のベトナム戦(1-0で勝利)、11月16日のオマーン戦(1-0で勝利)、2022年3月24日のオーストラリア戦(2-0で勝利)など、アウェー戦の地上波放送はなく、有料動画配信サイトのDAZN独占で放送されました。これも放送権料の高騰が原因です。地上波で日本代表の試合を放送しても、赤字になってしまう。

 サッカー関係者は開会前、“4年に1度のワールドカップなのに盛り上がっていない”と嘆いていましたが、テレビで放送されなければ人気が上がらないのも当然。海外では有名選手を巡るクラブ同士の移籍金が国家予算のような数字になったりしていますが、サッカービジネスにおいて巨額なお金が動きすぎて、逆にファンを減らすことになってしまうのは、皮肉な話です」

  1. 1
  2. 2
  3. 3