■唐田は“現場の魔物”に「飲み込まれてしまう」タイプか

「ただ、インタビューでは『の方へ、流れる』での演技の話をしていたのですが、この話を聞いていると東出さんと不倫に至ってしまった遠因かも……と思わせる感受性の危うさを漂わせていましたね」(前出のワイドショー関係者)

 唐田は竹馬靖具監督(39)による指導で「自分が限りなく自分になっていく」と感じたというが、それについてこう話していた。

《演じる時は、もちろん役として言葉を発してるんですけど、現場に立って感じたままにしゃべっていると、ニュアンスを抜いているのに、それを超えてくる感情があって、役というよりも、自分の心が動かされた感覚になるというか。そういう瞬間が何度も訪れるうちに、役と自分が一体になっていく感覚がありました。》 

『寝ても覚めても』でも、役作りにあたり東出について「麦と亮平(東出の1人2役)で東出のキスが違った」「東出にでっくんと呼んで、と言われた」と話したり、他にも取材のたびに東出への恋愛感情をほのめかすような発言を繰り返していたことも、不倫報道を過熱させていたのは記憶に新しい。唐田は、役にのめり込みすぎてしまうタイプ、ということなのか。

「やはり若さもあるのか、役にのめり込むというより、飲み込まれてしまっている感じですよね……。

 11月18日放送の『人志松本の酒のツマミになる』(フジテレビ系)では、名女優の寺島しのぶさん(49)も似たような、“舞台共演した俳優を好きになってしまうタイプ”“現場って魔物だから”としつつも、“千秋楽、カーテンコールですってときには、全部冷めてます”、と役が終わると同時に恋愛感情も抜けることを語っていました。

 役にのめり込み、相手の俳優を心底愛し、そこに“リアル”を作り出してしまう。唐田さんは、そんな寺島さん級の特別な才能を持っていると言えそうですが、仕事の度にプライベートでも交際したり、不倫に至っていては今の芸能界ではやっていけない。そうしたことも、事務所の社長と連日話し合うなかでは語られたのかもしれませんね」(前同)

「女優の仕事を一生の仕事として考えていますか?」という質問に《まだわからないですね。ただ、この先の自分がどうなっていくかわからないですけど、ずっとお芝居を続けていられたら……すごく、ありがたいなって思います》と語ったように、まだまだ先は見えていない唐田。

 全国でわずか7館上映(11月26日公開は関東圏3館のみ)の小規模なスタートとなる主演映画『の方へ、流れる』。この作品で、唐田はどこまで復活できるか――。

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