「今年もナシ」ダウンタウン『笑ってはいけない』、23年大晦日「グランドフィナーレ」も“消える”最大懸念は「ケツしばき」コンプラ問題!の画像
ダウンタウン

「デデーン、○○、アウトー」

 この一言で、多くの人がイメージが浮かぶ、ダウンタウンの人気番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!  絶対に笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)。

 年末の風物詩として、長年、日本テレビの看板となっていたが、今年2022年の大晦日、同局が12月31日17時から1月1日午前0時30分にかけて放送するのは、お笑い特番『笑って年越し!世代対決 昭和芸人vs平成・令和芸人』。昨年に続き『笑ってはいけない』は放送せず年を終える。

「2021年末も『笑って年越したい!!笑う大晦日』が放送されていました。『絶対に笑ってはいけない』シリーズは副題の通り“芸人が仕掛けに笑ってしまうと黒い棒でケツをシバかれる”というのがお約束。

 これにくわえて“吹き矢”、“理不尽なタイキック”、“プロレスラー蝶野正洋の制裁ビンタ”などなど、多くの“痛い罰ゲーム”が散りばめられていた番組でしたが、コロナ禍にくわえて近年のコンプラ規制もあって、放送が厳しい状況にあります」(制作会社関係者)

 2021年の『絶対に笑ってはいけない』休止を同年9月に日本テレビが発表した際も、前月に放送倫理・番組向上機構(BPO)が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティ」を審議対象とすることを公表していたことが原因ではないか、ともささやかれたことがあった。

 さらに、今年5月には「痛みを伴う笑いは青少年の共感性の発達や人間観に望ましくない影響を与える可能性がある」とも発表されていたが、これが想像以上に危機的な状況にあるという。

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