■実朝様の人気ぶりに「爆売れ必須」の呼び声

 柿澤が今回、このワールドカップ「クロアチア対カナダ戦」にキャスティングされたのには、NHKのある思惑があるという。

「今回、日本代表戦ではないクロアチア対カナダ戦という渋めの対戦にもかかわらず、そのサッカー知識の引き出しの多さに、サッカーファンからも好評だったようです。

 NHKとしても、大河ドラマという看板番組で主要キャラクターでもある源実朝を演じるプレッシャーもさることながら、芸術肌で同性愛者として自身のセクシャリティに悩みを抱えながら、後に正室となった女優の加藤小夏さん(23)演じる“千世”とその苦悩を共有し、伴侶として共に人生を歩んでいく決断を下す、という役どころでもありました。

 しかし柿澤さんは、この実朝という難役を完璧に演じきって、大河ファンからも絶大な支持を得る人気キャラクターへと成長させた。この実朝様フィーバーにあやかって、NHKとしては、柿澤さんへの出演をオファーしたんだと思います」(前同)

 この日の柿澤は、自身が主演するミュージカル『東京ラブストーリー』の約2時間半にも及ぶ初日公演を終えたあと、深夜0時25分からこちらも約2時間半ほどの生放送をこなすという超ハードスケジュール。

「柿澤さんはもともと劇団四季出身のミュージカル俳優としてキャリアをスタートし、以降は舞台を中心にドラマや映画などに出演しています。

 大河ドラマには、以前にも『平清盛』(2012年)や『軍師官兵衛』(2014年)に出演した経験があり、今回が3回目の出演。前作から8年ぶりの出演となった大河ドラマではありますが、朝ドラなどのNHK作品には数多く出演しており、いわばNHKの申し子です」(前同)

 ミュージカル俳優として実績は申し分ない柿澤。さらに今回の実朝役でNHKからの推しも獲得したとなれば、今後の爆売れは確定となるだろう。これからの活躍に、大きな期待が寄せられるーー。

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