■「キンプリ脱退&ジャニーズ退所」平野紫耀の『クロサギ』も…
前出の制作会社関係者は続ける。
「もちろん、シナリオのクオリティだったり演出の面白さだったり、ドラマにもいろいろな要因はありますが、昔に比べると“ジャニーズ=視聴率が取れる”という構図ではなくなりましたよね。
7月クールのHey!Say!JUMPの中島裕翔さん(29)主演の『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)や、King&Princeの永瀬廉さん(23)主演の『新・信長公記』(日本テレビ系)も、世帯、コアとも取れず“大爆死”だっただけに、ジャニーズ事務所サイドも気合いを入れていたとは思いますが……状況は芳しくはないですね」
『silent』以外で、10月クールの主なジャニーズ主演の民放ドラマは以下の通り。
【日本テレビ系】
・Kis-My-Ft2の玉森裕太(32)主演作『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』(土曜22時~)
【テレビ朝日系】
・SixTONESのジェシー(26)主演作『最初はパー』(金曜23時15分~)
・King&Princeの高橋海人(23)主演作『ボーイフレンド降臨!』(土曜23時~)
【TBS系】
・King&Princeの平野紫耀(25)主演作『クロサギ』(金曜22時~)
【フジテレビ系】
・Hey!Say!JUMPの山田涼介(29)主演作『親愛なる僕へ殺意をこめて』(水曜22時~)
このうち、コア視聴率の観点から「及第点」と呼べる作品は1つしかないという。
「平野さんの『クロサギ』です。11月25日放送回(第6話)のコア視聴率が2.8%を記録したほか、2話のコアは3.1%、そして3話と4話はともに2.6%という数字でした。
もっとも、2006年に放送し社会現象となった山下智久(37)版『クロサギ』の影響もあり、期待値が非常に高かった作品のため、それを考えるといま一つな成績ではありますが……。平野さんにとってタイミング的に最後のジャニーズ所属のドラマになるだろうし、巻き返しに期待したいものです」