■W杯があってもなくても“爆死”してしまっている作品

 また、玉森主演の『祈りのカルテ』は、地味ながらも堅実に数字を稼いでおり、11月26日には2.5%を記録。裏番組に常に人気の『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)だけでなく、テレビ朝日が『FIFAワールドカップ カタール』のポーランド対サウジアラビア戦を生中継していたと考えると、健闘したと言えるだろう。

「ただ、『祈りのカルテ』もコア視聴率は2%台前半がアベレージですからね。また、11月19日放送の高橋さんの『ボーイフレンド降臨!』と、25日放送のジェシーさんの『最初はパー』はそれぞれ0.9%1.1%ですが、この2つに関してはそもそも放送時間が遅い時間帯、ということが大きいですよね。

 裏番組にしても『さんまのお笑い向上委員会』(土曜日/フジテレビ系)や『全力!脱力タイムズ』(金曜日/フジテレビ系)と、非常に相手が悪いですからね。ただ、両ドラマともあまり話題にはなっていないですよね……」

 だが、放送時間や裏番組などの事情を抜きに完全に「大爆死」と言われてしまっている状況にあるのが、山田主演の『親愛なるボクへ殺意を込めて』だという。

「本作は、累計発行部数120万部を突破した井龍一氏原作、伊藤翔太氏作画の同名コミック(講談社)が原作の“二重人格サスペンス”ですが、コア視聴率は秋ドラマの中で、ジャニーズドラマという括りなしにワーストで低い。11月23日(第8話)放送回は、翌週に最終回を控えているにもかかわらず、コア視聴率は1.3%でした。

 第8話の裏ではNHKで、サッカーワールドカップでも特に怒涛の逆転劇で盛り上がった『日本対ドイツ戦』が放送されていたためやむを得ない部分はあるんですが、10月26日放送の第4話の時点で1.4%まで落ち込んでいて、裏番組関係なく、もはやドラマファンから見てもらえない状況になってしまっていますね……。

 現在は、TVerなど配信サービスも普及していて、その再生数が話題になることもよくありますよね。しかし、TVerから入ってくる広告料は、通常のCM収入の10分の1ほどだといいます。だからテレビ各局にとっては、やはり視聴率、特にコア視聴率が重要なんです。だからこそ、若い層に人気があるジャニーズタレントが起用されるわけですが、実態は、なかなか厳しいことになってきていますね……」

 キンプリ脱退や滝沢氏の退所に続き、目黒以外のドラマの不調……2022年後半は、ジャニーズの今後が非常に危ぶまれる話題が続いているようだ――。

■【動画】「未公開解禁」!『silent』目黒蓮の「強烈違和感」シーンに「泣ける」「この後…」の声殺到!!

 11月24日は放送休止のお詫びとして公式ツイッターがこれまでの未公開シーンを解禁。本編第2話でカットされていた想(目黒)が聴覚を失い始めるシーンが紹介された。「泣ける」「この後聴こえなくなっちゃったんだね…」とファンはのちの悲劇を嘆いた。

「silent」公式ツイッター (@silent_fujitv)より

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