■「ビジネス不仲」ももう終焉か

 一方の岸も、同じ質問にこう答えている。

《めちゃくちゃ不仲です! なぜかというと、メンバーの中で海人の家だけ行ったことがないから。

 でも、これは仲が悪いうんぬんじゃなくて、シンプルに時間が合わないっていうのが大きいんだけどね。タイミングが合えばサシでごはんとか行きたいなって思ってるけど、お互いに行動には移さないっていう…単純に受け身なふたりってことかもしれない(笑)》

 デビュー当時に「不仲設定」を選んだ理由は、岸いわく「ちょっと尖っていたい時期」だったとのこと。「グループの中にそういうのがあったら、それもそれでいいのかなって」と、今年9月1日に高橋も出演した『VS魂 グラデーション』(フジテレビ系)にて明かしている。岸と高橋なりに、単なる「仲良しグループ」にならないように空気を引き締めたかった、というのもあったかもしれない。

 なお、同時に『VS魂』では「最近、仲良くなってきたみたいな感じなんスよね」とも岸は話していた。

「『VS魂』でそう語った時期に、キンプリはすでに脱退や今後について話し合いに話し合いを重ねていた。脱退と残留で道こそ違えましたが、これを機にあらためてお互いに深く話せるようになった、ということなのかもしれませんね。

 同時に、もう“不仲”である必要もなくなった、と高橋さんも考えたのでしょうか。もう“不仲”はしっかり否定して、メンバー5人の関係性は最後まで最高に良いことを伝えたい、という思いもあるかもしれませんね……」(前出の女性誌編集者)

 インタビューで浮き彫りになった「海外進出の難しさ」と「きしかいコンビ」の絆。残り6か月弱の時間を、大切に過ごしてほしいーー。

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