■金属バットに対して「そのベタはいらんてマジで」と痛烈批判
「一方的に批判するだけでなく、細かな改善策も同時に話している点が、ただの批判系YouTuberとは違うんです。
また、今回の『M-1』では、金属バットが準々決勝で敗退してからワイルドカード枠で準決勝へ返り咲くも、結局敗退……という流れがありましたが、村越さんは金属バットのネタをかなり酷評しており、そういう意味でも芸を見る目は健在なんだな、と感じますね」
金属バットの漫才の主題は「小学校の頃の担任の先生と不倫している」というもの。開始早々に「不倫してる」という本題から唐突に入ったことについて、村越はツカミにセンスを感じない、などとディス。
そして、「ここ一番気になったこと」として「“そろそろ、欲しくない……?”と先生が意味深なことを言うが、フキを炊いてくれただけだった」というボケについて、
「ウケるかもしらんけど、そこはNGワードですって」「センスとブラックで売ってると思うんですよ。そのベタはいらんてマジで」
と、「フキを炊く」ボケは、ダウンタウンの松本人志(59)が『ごっつええ感じ』(フジテレビ系)などで散々使い倒していると指摘。そのうえで「カバンから那智黒(黒あめ)を出す」など代替ワードがあると語っていた。
その後も、「“身体を触るようなチョメいこと”→実際はただの“肩もみ”」という流れも「ベタはいらんて金属バットに。自分の役割を分かれよ」と、やはり代替案として「お嬢様抱っこ→ベッドイン……ではなくトイレに運ぶ→要介護かい!」と「金属っぽいボケ」を説明し、もっと考えてほしいと嘆き、総評は「ベタはやめよう。攻めようぜ! クレイジーでブラックで行こうぜ!」と語っていた。