日本にWBC世界一をもたらす!二刀流「大谷翔平」起用法こうなる!の画像
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 WBC参加を正式に表明したエンゼルス・大谷翔平(28)が、惜しくも逃したMVPを、今度は国際大会の大舞台で狙いにいく。

「投手にはサイ・ヤング賞があるため、メジャーのMVPは打撃でインパクトを残した野手が選ばれやすい。ヤンキースのアーロン・ジャッジ(30)の受賞は、リーグ新記録の62本塁打と、自軍を地区優勝に導いた貢献度が評価されたから」(スポーツ紙MLB担当記者)

■2年連続のメジャーリーグMVPは逃すも

 2年連続の偉業達成とはならなかったものの、来年3月に開幕するWBCの侍ジャパンは、大谷が投打の中心になることは確実だ。

「仮に日本が優勝すれば、MVP最有力は大谷のはず。ただ、大谷の起用法が重要になってきます」(前同)

 過去に前例のない二刀流での出場になるだけに、栗山英樹監督含め、首脳陣の手腕が問われるところだ。

 2013年の第3回大会で、戦略コーチを務めた橋上秀樹氏(現・BC新潟監督)は、今季、エンゼルスの起用を踏襲した「先発+DH」案を推す。

「対戦国の戦力や日程にもよりますが、1次ラウンド敗退はまずない。油断は禁物ですが、プールB(1次ラウンドで日本が所属するグループ)で注意すべきは実質、韓国だけですしね。それだけに、勝負どころの準々決勝から逆算しての先発登板というのが、最も妥当な気はします」

■「守護神」案も根強い

 一方、根強いのが「守護神・大谷」案だ。

 メジャーでも活躍した“大魔神”佐々木主浩氏ら有力OBが強く推すが、「たとえば、ビハインドの8回裏から逆転するような展開に大谷も打者として絡んでいた場合、そこから準備をするのは無理がある。先発より肉体的な負担は少ないかもしれませんが、毎打席、立つことが前提なら、“いつ投げるか分からない”状況は作らないほうが賢明かも」(前同)

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