■舞は朝ドラヒロイン失格?

「ネックなのはヒロインです。朝ドラはヒロインが挫折失敗を乗り越え、そこに視聴者は共感を覚えていくのが魅力ですが、舞は、子役時代こそ大きな挫折を乗り越えましたが、その後は予定調和的な群像劇で、視聴者が思い入れしにくい。今のままでは、これ以上の伸びを期待するのは難しいでしょう」(前同)

 人生の挫折や将来への不安など、背負っているものは、むしろ、東大阪の幼なじみの貴司(赤楚衛二/28)や久留美(山下美月/23)の方が大きい。彼らのほうが気になる存在になってしまったら、舞はヒロイン失格だろう。視聴者の共感と感動を呼ぶことができるかは、今後、舞がどんな人生を送るかがカギになる。

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