■中居が語っていた香取との「類似点」

 2015年当時、正志さんのお見舞いに同席していた笑福亭鶴瓶(70)は「香取はね、自分で作った『中居とお父さんのアルバム』みたいなのを持ってきた。これまた、優しいがな」と、当時『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』(ニッポン放送)で明かしている。

 優しく、信頼のおける男・香取慎吾。中居も、そんな最年少メンバーのことを高く買っていたという。

「中居さんは、2003年放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で“いざとなった時にSMAPを任せられるのは慎吾”という趣旨の発言までしていました。これはかなり本気のトーンでしたよ」(前出のワイドショー関係者)

 中居は、ライブなどで過剰なプレッシャーから「何かやらなければならないとなると、たぶん胃だろうね。ウェッと(吐き気が)来ちゃう」と、頭も回らずMCをやれなくなってしまうようなことがある、と前置きしたうえで「そんな時は、何かあったら慎吾だなって思って」「吾郎(稲垣吾郎)には怖いから任せられない(笑)」と香取を信頼しているとコメント。

 そして、

「俺と慎吾はさ、ちょっと似てるところあるじゃん。物事に対して引いて観ることができるタイプだと思うのよ。SMAPについても自分のことも客観視できる」「ちゃんと観てるなと思うよ。ガマンもしてると思うしね」

 とまで話していたのだ。

「2017年の『女性自身』(光文社)によれば、SMAP解散後に中居さんがジャニーズ事務所を辞めなかったのは、香取さんの“中居くんは事務所に残ったほうがいいよ”という一言があったからだといいます。新しい仕事に消極的な自分と違い、新規の仕事をどんどん引き受けるスタンスの中居さんが辞めてしまうのは、ジャニーズのスタッフ含め、“彼に関わるたくさんの人たち”にも影響してしまうと考えたからだとか。

 こうして周囲の人を常に気遣う姿は、確かに香取さんと中居さんは同じかもしれません。だからこそ、今回の休養についても、大々的にコメントをすると逆に気を使わせてしまうかも……と香取さんは考えたのではないでしょうか」(前同)

 SMAP結成から35周年を迎える2023年を目前に、体調を崩してしまった中居。じっくりと静養をし、香取の個展に行くことでリフレッシュもして、完全復活を遂げてほしいところだ――。

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