■企画1つ、状況1つで重鎮の番組も終了

 現在開催中のW杯で、大いに株を上げたのがインターネットテレビ局のABEMAだろう。全64試合を無料で放送しているが、ABEMAがFIFAに支払った放映権料は、実に200億円とも言われている。

「高すぎる放映権料も、テレビ不況の民放局にはキツいですし、特にプロ野球は日本シリーズであっても全然視聴率が取れないですからね。すでに現在、スポーツファンはDAZNなどの専門チャンネルにお金を払って試合を見ますし、ファンじゃない人はまったく見ない。

『ジャンクSPORTS』はバラエティ番組ですが、地上波テレビでスポーツを放送することへの“逆風”が吹いているのは間違いなく、そうした部分も相まって終了が検討されているのかもしれません。

 内村さんと浜田さんという芸能界トップの、ナンバーワンMCの番組でも、企画1つ、状況1つで終わってしまうということですよね。それが今の、厳しい地上波テレビ界のリアルなのかもしれません……」(前出の制作会社関係者)

 内村と浜田。還暦が迫ってもますます元気な両者だが、彼らの番組でもやはり終わってしまう!?

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4