■仮想通貨「ガクトコイン」でひと悶着

 GACKTを巡っては、資金決済法違反(無登録営業)の疑いのある仮想通貨「スピンドル」の商談会に出演し、「1000万円が2億円に増えた」などと、資金決済法に触れる可能性がある営業トークを展開。出資者獲得に大きな役割を担っていたと、2019年3月の『週刊文春』(文藝春秋)が報じた。

 スピンドルは、GACKT自らがコアメンバーとして開発プロジェクトやマーケティングに参加していたことから「ガクトコイン」とも呼ばれた。

 GACKTの活動再開を受けて、SNSには「仮想通貨の件では被害者が多数いるし、ガクトさんのしてきたことがうやむやになってまたテレビに出てきてそれでいいのかなという気しかしない」「こんな胡散臭い奴をよく使えるよな。また何か出てきたら放送できないじゃん」といった声も上がっている。

 また、在住するマレーシア・クアラルンプールでは富裕層向けの高級物件を扱う不動産業も展開。さらには人気ホストで実業家のローランド(30)とファッションブランドを立ち上げたこともあった。

 2020年12月、2人はファッションブランド「G&R」を設立したものの、商品のデザインが別ブランドから販売されている商品に酷似しているのではないか、といった指摘がネット上に相次いで上がった。

 ブランドを運営する会社は公式サイトを通じて、商品の模倣疑惑を認め、アイテムの販売を中止。GACKTはYouTubeに一連の経緯を説明する動画をアップして「僕自身はプロジェクトの顔となった責任が自身にもあると思っています」と、厳しい表情でコメントしていた。

「そんなGACKTさんが新たな展開を見せるようですね。それは、“メンタリズム”を活用したものだとみられています」(前出の芸能プロ関係者)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5