■「大器晩成型」の草なぎをずつと見守っていた中居
SMAPがまだ10代~20代半ばの時代、草なぎはSMAPの中では地味でパッとしないような印象で、実際に他メンバーに比べると、いま一つ売れていなかった。
これは草なぎ当人も自覚しており、「高校は片道2時間以上かかる“芸能活動コース”に通っていたのに個人の仕事がなかったせいで、3年間無遅刻無欠席の皆勤賞だった」というエピソードをしばしば語っている。
そんな朝5時半起きで通学していた草なぎに対し、中居は夜遊びを終えた午前4時過ぎくらいに電話して、「剛、ごくろうさん。大変だね」とあえて茶化していたという。これは中居流の気の使い方で、草なぎが腐らないように配慮していた、と2021年1月7日に『文春オンライン』で報じられている。
結果的に草なぎは、1997年に『いいひと。』(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演に抜擢されたことでブレイクを果たしたが、中居は放送前から出会う人出会う人に「剛は来るよ」「今年は剛の年になる」とプッシュしまくっていた、とも同サイトにて報じられている。
「草なぎさんは『罠の戦争』で、2017年にジャニーズ事務所を退所してから実に6年ぶりに民放連ドラ復帰を果たします。
日本アカデミー賞最優秀主演男優賞俳優の実力は伊達じゃない。信頼関係の深い“復讐シリーズ”のスタッフと作られるドラマは素晴らしいものになるでしょうし、それに数字もついてこれば、ますます草なぎさんの俳優としての価値は上がる。そうなれば、“ジャニーズ忖度”の壁を超えて、今後、地上波に顔を出る機会はより増えることでしょう。
ナンバーワンMCの評価を受ける中居さんがしっかり回復すれば、必ずまた別の番組で再会できる機会が生まれるはず。それだけに、今、中居さんは無理に復帰を早めようとせずに治療に専念して欲しいと、多くのテレビ関係者、芸能関係者が願っていますね」(前出のワイドショー関係者)
中居が期待し、見守り続けてきた「大器晩成」の男・草なぎ剛は日本トップの俳優となった。そして今度は、草なぎが闘病休養中の中居を見守る立場に――。
12月22日配信の「NEWSポストセブン」の記事では、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)で中居とともにMCを務める笑福亭鶴瓶(70)が、《中居はもうじき帰ってくるから心配することはないですよ》とコメントしている。
中居と草なぎ、元SMAPの再会はそう遠くないのかもしれない――。