■島田紳助氏は「静かに暮らしたい」

 芸能界引退後の紳助氏は大阪を拠点に生活。また、沖縄、宮古島にも長期滞在することもあると取材などで明かしている。ところが、最近はメディアが大阪の自宅に取材に行っても留守で、生活している様子すらなかったというのだ。

 前出のお笑いプロ関係者は続ける。

「“紳助さんがどこかへ行ってしまった”と言われていた中で、邦子さんが“宮崎にいる”とブッコんでしまったと……。

 あれに周囲の関係者は“ちょっとちょっと!”とピリついたというわけです。紳助さんは芸能界を完全に引退した身ですから、本音は“あまり取材には来てほしくない”、“静かに暮らしたい”といいます。まあ、当然ですよね。

 周囲はその意向を知っていますから、生放送で邦子さんが“宮崎にいる”と明かして慌てふためいたんです。今田さんも今や吉本のトップ芸人で、紳助さんがやっていた番組も何本か引き継いでいる。そのあたりの空気感を理解しているため、異例とも言えるマジなトーンで邦子さんを止めたのでしょう」

■山田邦子の“暴走”を止めることはできない……

 芸能界引退から11年が経過するが、吉本にとっては今でも紳助氏は“レジェンド”ということだろう。

「マネージャーがついているわけではありませんが、紳助さんを“担当”している社員もいるといいますからね。それほど絶対的な存在であることに変わりはないんです。ただ、邦子さんはそんな紳助さんと『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)で若手時代に切磋琢磨した、いわば同じ釜の飯を食った仲。

 邦子さん自身もレジェンド的存在。しかも、いい意味でも悪い意味でも空気を読まない方で、生放送の邦子さんは“暴走特急”だと見られています。

 ただ、『M-1』では上沼恵美子さん(67)とオール巨人さん(71)が審査員を勇退。キツい仕事のため、なかなか引き受けてくれる人がいない中、邦子さんと復帰となる博多大吉さん(51)が今回、就任したわけです。

 実績やキャリアから考えれば邦子さんは適任です。だから『M-1』サイドも彼女に声をかけたわけで、多少の“暴走”があったとしても何も言えない。点数のつけ方も紳助さんを巡る発言も、問題になっているようですが、ある意味で“邦ちゃんらしい”といえばらしいんでしょうね」(前同)

 さまざまな面で波紋を広げている山田邦子だが、2023年の『M-1』でも審査員席に座っているのだろうか――。

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