■山路さんが『ちむどんどん』出演で「いいの?」と言ったこと
――演者の皆さんも”今何年なんだろう”という混乱があったんでしょうか。
そうです。まあ、でも、あのドラマは割とそんなに時間が進まなかったんですね。終わりになってダーッと時間が進んだので。
――黒島さん演じるヒロイン・比嘉暢子らが生まれ育ったやんばるの共同売店の店主・前田善一という役を演じておられました。善一さんはひたすら「いい人」でマイペースな比嘉家の良き隣人でしたよね。
実はあんまり善人をやったことがなくて……。だから、プロデューサーには”いいの、俺が(善人を)やって”って話をしていて。初めてリハーサルで集まって台本読んだときに、”いいの?大丈夫?” とか言いましたけど、"いや、大丈夫です、悪い人には見えません” とか、そういう言われ方をしましたね。
そういうこともあり、なんとなく皆さんに後押しされながら善人である善一を演じたという感じでした。