■宮崎県宮崎市『一葉稲荷神社』がオススメ!

 宮崎県宮崎市にある一葉稲荷神社が、令和5年にぜひ行っていただきたい神社です。

 一葉稲荷神社に参拝に上がったら、ぜひ社殿の裏に回っていただきたい。社殿の真裏に回っていただくと、一瞬何もないと思われるでしょうが、社殿の裏側の上部を見ると50cm四方のウサギの彫刻があるんです。

 もちろん今年令和5年が卯年だからなんですが、ウサギにまつわる神社自体は珍しくない中で、なぜ僕がここを選んだか?

 ここの彫刻の素晴らしいのは、“波とウサギが彫られている”ことです。

 その昔、一葉稲荷神社の場所では、大地震が起きて津波が神社のところまで来たらしいんですが、どこからともなく現れたウサギが津波を蹴り返して神社を守ったという伝説があるそうです。それを後世に伝えるために、神社に彫ってあるんです。参道じゃなくて、海の方に面している反対側から津波が来て、それをウサギが蹴り返した。だから、正面ではなく社殿の裏側に彫ってあるんですね。

 水とウサギがペアという点で「癸卯」である令和5年にピッタリの場所と言えます。

 そして、ウサギが波を蹴り返す様子。いまは自然災害も強くなっているし、コロナ禍の影響を受けていない人はいないですよね。そういったものを「蹴り返す」あやかりを受けられるんじゃないか、と。

 あと、この彫刻は“"ウサギが波に乗ってる絵"ともとれるので、癸卯で良い波が来ている人は、さらにその波に乗っていくというあやかりも受けられるんじゃないかなと思います。調子の良い人はさらに良い波に乗れるし、悪いことが続く人は蹴り飛ばすあやかりが受けられるということですね。

 また、一葉稲荷神社は、そもそも神様が稲荷神社ですからね。稲荷神社は五穀豊穣・商売繁盛・子孫繁栄の神社ですから、さまざまなことに御利益がありますよね。

 さらに、一葉稲荷神社には松が生えているんですが、ふつう松の葉は二葉ですよね。ところが、この一葉稲荷神社には一葉の松があるんです。それが地名の由来になったとともに、これを見つけられると幸せになると言われています。四つ葉のクローバーのようなものですね。もしあなたが参拝に上ったときに見つけられたら、幸せになれるのではないでしょうか。

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