■第2位は“王者”ウエストランド

 第2位は、ウエストランド。

 ウエストランドは、見事今年のM-1で優勝、18代目の王者となった。2年ぶりに決勝に進出し、特定の誰かを連想させる毒舌を繰り出す“人を傷つける”漫才を披露。ネタではM-1もくさし、「アナザーストーリーがうざい」と言い放ち、審査員らも頭を抱える場面もあったが、ダウンタウン松本人志は「窮屈な時代なんですけど、キャラクターとテクニックさえあれば、こんな毒舌漫才もまだまだ受け入れられるっていう夢を感じました」と絶賛した。ウエストランドには「みんなも同様に感じているがなかなか口には出せないことを面白く表現していた。ついつい苦笑いしつつも共感してしまうネタだった」(37歳/女性/専門職)、「悪口を言っているのに、ユーモアとして見せる技術が素晴らしかった」(38歳/男性/研究・開発)、「誰もが発言を控えるようなことを、平然と言って笑いに変えるところがすごかった」(32歳/男性/パート・アルバイト)、「やっぱり面白かっ。爆発力があって、悪口を面白く昇華しているのが良かった」(28歳/女性/主婦)、「岡山出身のコンビで、地元の企業のウエストランドから名前をとって、長い下積み時代を経てやっと優勝したから」(20歳/女性/学生・フリーター)、「誰も傷つけない漫才の逆をいっていたが、みんなが少し思ってる悪口をハッキリ言っていて面白かった」(39歳/女性/公務員)、「しゃべくり漫才が面白いし、笑えた」(25歳/女性)、「毒舌が最高。突っ込みの斬新さが好き」(38歳/男性)、「同感できて面白かった」(30歳/女性/パート・アルバイト)など、“王者”に称賛の声が続いた。

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