■頭のマッサージを
床についても、入眠まで時間がかかる人に試してほしいのが、寝そべったままできる頭のマッサージだ。
「肘をついた手を枕に横向きに寝ます。枕にした手の親指のつけ根は、耳の上あたりに来るようにして、圧をかけます。脳の血流が良くなり、自然な眠りに誘われます」
■朝食も大事
また、良質な睡眠のためには朝食もポイントになる。
「良い眠りのためには、昼と夜のメリハリが大切なんですね。体内時計をリセットするためには、朝食はインスリンをしっかり分泌させ、昼の活動を上げる栄養素が必要であることが分かっています。さまざまな研究を考慮した私のオススメは、インスリンを効果的に分泌させるサツマイモなどのイモ類と、EPAやDHAなどが豊富なツナ缶です」
■“1呼吸10秒間”の呼吸を
呼吸を意識すると、心身をリセットさせられる。
「基本は4秒で息を吸って、6秒かけて息を吐く。“1呼吸10秒間”の呼吸は、副交感神経を優位にすることが分かっています。寝る前に、ぜひ行いたいですが、日中忙しい毎日を過ごされている方は、昼間でも意識することで、よりよい睡眠につながる可能性があります」
通勤の途中やテレビを見ながらなど、毎日の習慣にすれば、さほど苦にはならないはずだ。
グッスリ眠って、春のうららかな陽気を堪能したい。